FXは勝てる?勝てない?~ 対策1 ラクには勝てないよ ~
FXは勝てる?勝てない?~ 対策2 その人は成功者?詐欺師? ~
FXは勝てる?勝てない?~ 対策3 投資本・情報商材 ~
FXは勝てる?勝てない?~ 対策4 勝てるまでの期間&規律 ~
の続きです。
これらはトレード資金に関する問題です
【問題点12】資産が減って精神的に立ち直れない
トレードで100%の勝率を出すのは不可能です。
1回だけトレードして、トレード自体辞めるのなら別ですが、
継続的にトレードして全て勝つのは不可能です。
そんなことが出来たら世界一のお金持ちになれますし、
バッフェッともソロスも目じゃなくなります。
勝率はトレードの一部でしかなくて、
利益と損失の比率(リスクリワード)や資金の賭け方も
重要な要素です。
そしてよくトレードの王道として言われるのが【損小利大】です
損を小さくして、利益を大きくする
確かにこれは勝ちやすいですし、私のトレードスタイルも損小利大を目指しています。
この損小利大は、
獲得pipsから達成する方法
建玉法から達成する方法
資金管理から達成する方法、
があります。
これらを複合的に組み合わせて損小利大を目指しています。
ただし、この方法には弱点があります。
それは勝率が低くなりがちということです。
つまりドローダウンが(DD)が大きくなるのです。
短期的にみると資金が減り続けるのです。
減り続ける期間についてはそれぞれのトレードスタイルによって異なるとは思います。
スイングトレードの人なら数ヶ月続くでしょうし、
スキャルピングの人なら数日で終わるでしょう。
※ ちなみに個人的な感想では、保有期間が長くなればなるほど勝ちやすく感じます。
スキャルピングよりスイングトレードの方が勝ち易い気がします。
”お金を増やすためにトレード始めたのに、
お金がちょっとづつ減っていく~~”
状態になるんですね。
これって普通の生活してたらあり得ません。
今までは勉強したらテストの点は上がりました
勉強して下がることはなかったはずです
スポーツの練習したら少しだけ上手くなりました
下手になることはなかった
仕事したら基本的には褒められるし、給料もあがる
(まぁこれは色々ありますが、、)
でもトレードの場合は正しいことをすると
資金が減るんです、ちょっとづつ
正しいことがすぐにはお金に結びつかないんです
どの世界でも正しいことがお金に結びつかないことはあります
でもお金じゃない部分が伸びてるのが分かりやすいんですよね、だから我慢できるんです
こんな感じ
↓
(正しい努力) → (技能が伸びる) → (結果としてお金が増える)
でもトレードって真ん中の(技能が伸びる)が見えにくいんです
こんな感じ
↓
(正しい努力) →→→ (結果としてお金が増える)
自分の成長が見えづらいんです、トレードは。
だからここでキレちゃうんですよね
不安から、疑心暗鬼から、楽になりたいから。
- キレて目の前の小銭を取りに行きます
(チキン利食い) - キレて損切りしなくなります
(たいがいは戻ってくるから) - キレてナンピンしだします
(たいがいは戻ってくるから)
で、遠くないうちに大きなトレンドが現れて破滅です。
典型的なコツコツドカンですよね。
これに対する対策は、
小さいLotで自分のトレードスタイルに応じた期間、
DD受けながらトレードスタイルを貫くしかない、と思います
これはキツいですが、結果として資金が増えていれば
資金が減ることでキレるのも無くなるのではないでしょうか
とはいえ、私もまだまだ出来てませんが、、、
どうしてもダメなら、損小利大ではなく、損小利中にトレードスタイルを変えるとか
でも、利食いが小さくなればなるほど難易度は上がる気はします。
【問題点13】資金が少なすぎる
トレードの利益は 獲得pips × 建玉数(Lot) です。
でもこれは抜けている事柄があるんですよね。
資金量です。
バルサラの破産確率という有名なものがあります。
この表の数字が青ければ破産しないというやつです。
初めてこれを知ったとき、
”勝率”と”リスクリワード(損益率)”しか書いてないものを見ました。
こんな感じ↓
例えば、緑で囲んだところを見てください。
- 勝率10%で損益率1だと、破産確率100%
- 勝率50%で損益率2だと、破産確率0.9%
- 勝率90%で損益率3だと、破産確率0%
でもこれでは正確ではないんですよね。
詳しい計算式は理解してないんですが、
これに加えて、“資金量”と”資金対する賭け率”が必要なんです
計算項目に資金量と掛け率があるんですね。
では上記の1~3で、
500万円持っていてトレード1回の賭け率を50%と仮定してみましょう。
- 勝率10%で損益率1だと、破産確率100%
- 勝率50%で損益率2だと、破産確率100%
- 勝率90%で損益率3だと、破産確率0%
2の破産確率が0.9%→100%に急増しました。
今度は、500万円持っていてトレード1回の賭け率を99%と仮定してみましょう。
一回のトレードで資金の99%を突っ込むというものです。
- 勝率10%で損益率1だと、破産確率100%
- 勝率50%で損益率2だと、破産確率100%
- 勝率90%で損益率3だと、破産確率3.6%~14.8%
盤石であった3のトレードにも3.6%~14.8%破産する確率が出てきました。
つまりトレードには勝率やリスクリワードだけでなく、資金力と資金に対する賭け率も
大きな影響を持っていることが分かると思います。
ここで話を戻します。
資金に対して賭け率を高くすると、同じ手法でもリスクが上がる事が分かりました。
よって賭け率を高くすることはなるべくなら避けたいです。
では、どうすればよいのでしょうか?
これは資金量を増やすしかありません。
同じ10万円を賭けるにしてもでも、
100万円に対しては10%ですが
1000万円に対してなら1%です。
これが資金力がないトレーダーが負けやすい理由の一つなのです。
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